【考察】影山飛雄の軌跡【「王冠返還」の意味】

「新、コート上の王様」は、今までの飛雄と何が違うのか。
「王冠返還」で王冠を載せたのが、なぜ日向だったのか。
なぜ烏野のユニフォームだったのか。
なぜゴミ捨て場の背景だったのか。

そもそも「王様」とは、どういう意味だったのか。

そこに至るまでの考察を、よろしければご覧ください。
キャラを貶めたりする意図はありません。
また考察中は口語調(断定的な口調)になってますが、文字数を省略するためなので、「私はこう思う」と言う一つの意見としてご覧頂けたらと思います。


ハイキューの中で、「信じる」や「信頼」という言葉が何度も出てきます。
この考察の中では、「信じる」という言葉を厳密に分けて使用しました。
「信用」と「信頼」です。

「信用」=今までの行為(過去)から相手を「知っている」(現在)こと。
「信頼」=相手を「信用」し頼る(未来)こと。

手持ちの辞書(『岩波国語辞典』)を要約するとこんな意味です。
詳しくはググってください。
いろんな人が分かりやすく説明してくれています。

「信頼」は、相手を「信用」した先にある。

これらより、この考察においては次のように定義しました。
「信用」=「彼は強い」「打つ」と「判断」すること。
「信頼」=「彼は”強い”から、彼となら”勝てるだろう”」「彼は”打てる”から”決めてくれるだろう”」と「未来」を「あずける(頼る)」こと。

飛雄の「成長」は、この「信頼」を学ぶことと同義だったと思います。
そのために日向はもとより、及川、菅原、月島そして宮の存在は、欠かせないものでした。


<目次>

◆◆【孤独な王様】(北一時代)◆◆
 【無知】
 【壁】
 【恵まれた「才能」】
 【勝つために】
 【『そこに誰も居なかった』】
 【「孤独な王様」の誕生】

◆◆【日向への「信頼」の芽生え】(烏野の出会い)◆◆
 【日向への「信用」の芽生え】
 【「ボールを託す」】
 【「トス無視事件」の果たした役割】
 【成長の兆し】

◆◆【「仲間」の「力」への「信頼」/脱「孤独な王様」】(IH予選~青城戦)◆◆
 【仲間への「信頼」の芽生え】
 【脱「孤独な王様」】

◆◆【日向との「ケンカ」】(東京合宿)◆◆
 【日向への不確かな「信頼」】
 【初めての「ケンカ」】
 【相棒】
 【日向の「執着」】
 【日向からの「信頼」】
 【新、変人速攻】

◆◆【日向への確かな「信頼」】(春高予選~青城戦)◆◆
 【『”6人で強い方が強い”』】
 【『おれが居ればお前は最強だ』】
 【お前に「託す」】
 【先を行く馬鹿】
 【閑話休題/「日向の怒り」と『乗れません』】

◆◆【「仲間」への確かな「信頼」/王冠返還】(白鳥沢戦~伊達工戦)◆◆
 【「王様」】
 【「ケンカ」しろ】
 【「恐怖」ゆえの「おりこうさん」】
 【「仲間」との「ケンカ」】
 【新、コート上の王様】
 【閑話休題/月島の「信頼」と仲間の「無知」】※6/11一部修正&追記
 【王冠返還】
 
◆◆【そして全国へ】※ネタバレあり◆◆
 【及川】
 【終わりに(感想)】※6/11一部修正&追記


文中の(◯巻)は「セリフが収録されているコミックスの巻数」です。
その前にキャラ名がある場合は、そのセリフを言ったキャラです。
※「飛雄」の場合は省略してます。

 

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